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蓮に蛙とかたつむり [香炉]


今日はとても強い風の中、
時折雪が舞っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

蓮葉伏せ香炉(花房壮一作・手びねり)
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丸まった蓮の葉の裾には蛙、
その目線の先には一匹のかたつむりがいます。

蛙は柳の葉に飛びつこうと何度も飛び上がる姿から
努力の象徴とされますが、
一方のかたつむりも、ゆっくりと、でも着実に
前にだけ進む事から縁起が良いとされ、
幸運、慶びの象徴ともされてきたとか。

努力で幸運を運ぶ二匹が、
蓮の葉が作り出した小さな山を越えて出逢う微笑ましい瞬間を
表現しています。



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巨大鯉と大立ち回り [鯉]


今日は冷たく強い風が
木の葉を巻き上げて通り過ぎていきます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

坂田怪童丸 (花房壮一作・手びねり)
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この作品は、歌川国芳が描いた浮世絵
「坂田怪童丸」をモチーフとしています。

江戸の昔から、男の子の健康と立身出世を
願う縁起物として愛されてきた金太郎伝説の
この一場面。

こちらの怪童丸、よく見ると笑っていて、
滝を昇って龍になるとの伝説を持つ鯉と
波飛沫を上げて取っ組み合う姿は何とも楽しそう。

巨大鯉を力で捩じ伏せる、というよりも
はつらつと、無邪気に笑って全力で遊ぶ子供の
可愛らしさや底知れぬパワー、可能性を
作品のテーマとしているようです。











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古木に群れる小亀たち [香炉]



数日前に冬の上着を出したのが嘘の様に
今日は暖かな陽射しが降り注いでいます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

香炉 「古木に亀」 (花房壮一作・手びねり)
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古木の、遥かな時間を生き抜いてきた逞しさ、
過ぎていく数多くの時代を見守り続けてきたという
壮大で神秘的な魅力をモチーフとしながら、

長寿の象徴ともされる亀の、
中でも小亀を何匹か合わせることで

生涯を終えた木が新しい命の拠り所となって
それぞれが役割を担って次の時代へと繋がっていくという、
脈々と続く命の力強さを作品のテーマとしています。








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檜垣に竹 [花器]


赤や黄色の美しい落ち葉が、
冬の庭に彩りを添えています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

花入れ 「檜垣に竹」 (花房壮一作・手びねり)
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檜の薄皮を網代のように斜めに組んだ
垣根をモチーフとした檜垣模様。

その檜垣模様に竹を合わせ、
直線的な模様の檜垣と曲線を描く竹の
一見相反するものが重なることで生まれる新たな魅力や美しさを
作品のテーマとしています。

こちらの作品は、籠の形にすることで
人の手が造りだした、日々使う道具という
「生活」を思わせる物に花を活けて楽しむ面白さ
を表現しました。

口を中央から外しているので、
角度を変えることで新しい魅力に出会えるのもまた
楽しいものです。






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菰を纏った牡丹 [香炉]


山々を広く彩る紅葉が、日毎に鮮やかさを増して
目を楽しませてくれています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

香炉 「牡丹に菰」 (花房壮一作・手びねり)
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「富貴でも時節の菰は着る牡丹」
という諺があるといいます。

「富貴花」との別名を持つ牡丹でも
冬は貧しく見える菰を巻いてじっと寒さに耐えて
春を待つ姿から、

困難な時期を辛抱し、枯れず腐らず精進すれば
美しく花開く時が来る、という意味合いなのだとか。

こちらの作品は、菰が破れる程の長く厳しい季節を越えて
牡丹が大輪を咲かせた瞬間をイメージとして表現しています。


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釣瓶の中から3蛙 [香炉]



朝、うっすら降りた霜が朝日を受けて
キラキラと輝いていたのが幻かと思うほど、
日中は暖かな陽射しが降り注いでいます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

釣瓶に三蛙 香炉(花房壮一作・手びねり)
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釣瓶の縁に掴まった三匹の蛙たち。
外の世界に興味津々といった印象です。

「釣瓶に蛙」のモチーフは古くから根付のデザインなどに
多く用いられてきたといいます。

こちらの作品は、
「井の中の蛙が釣瓶というチャンスに乗って
広い世界に出てきた」というイメージを
作品のモチーフとしています。

また「3」は「満ちる」に通じ、和をもたらす縁起のよい
数字とされる事から、

満を持して、今まさに好機到来という意味合いを
持たせています。


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丸八の印半纏を羽織って [狸]


雨の多かった10月も、最後は気持ちの良い
秋晴れとなりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

狸 (花房壮一作・手びねり)
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下駄履きに、大きな印半纏を羽織った狸。

古来より愛嬌ある姿で描かれ、縁起物としても愛されてきた狸。
様々な地域に伝説が残り、木の葉をお金にして買物をするなど
人を化かして悪戯をする半面、困った人にお金を貸したり、
酔って山中に迷い込んだ人を案内するなど、
人々の生活の近くに存在し、命を落とした後も
祠が建てられ信仰を集めている例もあるといいます。

こちらの狸は、これからひと仕事しようとしているのでしょうか。
何か考えを持っている様な顔をして、
良く見ると手足は人の形をしています。

羽織った印半纏の背中には、大きな丸八。
末広がりで縁起の良い「八」でもありますが、
丸八は尾張徳川様の合い印。
狸ながらプライドを持ち、人の世界で命懸けで働く気迫が
本物であることをイメージとして表現しています。



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貝に蛸 [香炉]



長い長い雨の後、稲刈りの終わった田の中を
多くの雀達が飛び回っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伏せ香炉 「貝に蛸」 (花房壮一作・手びねり)
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貝を捉えて離すまいと足を伸ばす蛸。
こちらの貝は扇型が美しく、江戸時代の俗説から
順風満帆をイメージさせる「帆立」の名が付いたとされる帆立貝に、
「多幸」とも言われ、足の数が末広がりを意味する八で縁起が良いとされる蛸を
組み合わせています。

そんな風に言われているとは全く思っていないであろう蛸の
呑気にも見えるユーモラスな姿が、ふと微笑みを誘います。




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遥かなる滝を目指して [鯉]



数日前まで秋の訪れを感じていたのが嘘の様な、
夏を思わせる暑さと陽射しに実りの時を迎えた稲が
黄金色に輝いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

鯉 (花房壮一作・手びねり)
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目を見開き、全身で流れを捉える鯉。

生命力の強さなどから長寿、吉祥の象徴とされたり、
仙人の乗り物とされるなど特別な魚として扱われてきたといいます。

鑑賞様としても愛されてきた優雅な姿からは想像もできない、
荒い滝の流れを遡って龍になったという伝説を持ち、
逆境にも果敢に挑む底力を感じさせるとても魅力的で不思議な魚です。

愛嬌も感じさせる表情とゆったりとした雰囲気の中に秘められた
強固な意思と躍動感を、作品のテーマとしています。



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大成の道を行く [人物像]



長らくご無沙汰をしているうちに季節は秋へと移り、
作品も少しずつではありますが、ご紹介出来る準備が整って参りました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

大成の道 (花房壮一作・手びねり)
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こちらの作品は、
背中の重い薪の事も忘れて書物に夢中の二宮尊徳が
本の中の一説に深く思いを馳せて道端の切株にふと腰を
かけたイメージを表現しています。

災害によって貧しい暮らしを強いられた尊徳。
その逆境にも負けず努力を重ね、自分の家だけでなく
母の実家や家老家の財政までも立て直し、
その際報酬を贈られるも、自らは一銭も受け取らなかったといいます。

人望を集め幕府の役人という大役を担う道へと繋がる
重い薪を背負って必死で歩いた道。
険しくも、やりがいと数多くの人々を救う
喜びに溢れていたであろうその道のりの原点を作品のモチーフとしています。







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