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焼け成した三日月型花入 [花器]


今朝はふわりふわりと雪が舞い降り、
日中はそれが夢だったかのようなポカポカ陽気。
目まぐるしく変化する気候に驚かされます。


今回はこちらの作品をご紹介します。

三日月型花入 (花房壮一作・手びねり)
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三日月をイメージした形に石目を施したこちらの花入れ。
鎌や弓、剣などに見立てられる事もあるという三日月は、
これから成長して満ちていく事を示す形として、
縁起が良いとされているとか。

焼成したことで、角度によって変化する形の印象が
一層表情豊かに感じます。

まだまだ寒い日は続きますが、花咲き誇る春をイメージしながら
どんなお花を活けようかと思いを巡らせるのも楽しいものです。




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焼成したおかめとひょっとこ [おかめひょっとこ]


暦の上では春とはいえ、寒さが戻った今日は
時折ちらほらと雪花が舞っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

おかめひょっとこ (花房壮一作・手びねり)
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ひょっとこのお面がさらにおかめのお面を被ったこちらの作品。
おかめは家庭円満、ひょっとこは家計を守る神様ともされ、
対になると夫婦円満、子宝祈願に結び付くともいわれています。
また、おかめはお多福とも呼ばれ酉の市の熊手の飾りなどにも使われるほか、
ひょっとこは岩手県に残る民話の、ヘソからお金を生む奇妙な顔の子供の話を
起源としているとの説もあり、幸運、財運との縁も連想させるなど、
様々な分野で人々の笑顔を誘いながら愛されてきたモチーフのようです。

ひょっとこの表情もさることながら、おかめはぺろっと舌を出し、
良く見ると歯が欠けているなど、小さいながらも存在感は抜群。
人間くさい、日々の生活の中にこそ笑いも幸せもあるというイメージを
表現しています。




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焼成した蟹と柿 [花器]


寒暖の差が激しい日々ですが、
日中の暖かな陽射しに春を感じたのか、庭のツルバラが
芽を吹きはじめました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

花入れ 「蟹と柿」 (花房壮一作・手びねり)
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手桶の様な形に石目を施し、
表に蟹、裏に柿の模様を配しました。

蟹と柿というと、ふと頭に浮かぶのは日本の民話の一つ、
さるかに合戦。
猿に意地悪をされて、おにぎりを柿の種と交換させられてしまう
蟹ですが、その種を大切に育て、柿は沢山の実を付けるまでに
成長します。

いきさつはどうであれ、一生懸命に努力して実りの季節を
迎えるというイメージを、作品のモチーフとしているようです。

庭のマンリョウがとても綺麗だったので、活けてみました。
何気ない野山の植物とも相性が良いのも、
素朴な備前焼の魅力の一つだと感じます。





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焼成した古木に蝉 [香炉]


厳しい寒さが続く中、庭の桜には
固く小さいながらも蕾が見られる様になりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伏せ香炉「古木に蝉」 (花房壮一作・手びねり)
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命の儚さを思わせる蝉ですが、中国では再生と復活を象徴する
縁起物とされてきたといいます。
幼虫の期間は土の中で過ごし、時が来ればその殻を破って姿を変え、
美しい羽で飛び立つ、その華々しさが生命の力強さを
連想させるのかもしれません。

こちらの伏せ香炉は、蝉が今まさに古木の穴から出てきた様子。
殻を破って準備万端、新たな姿で空を目指す「門出」を
イメージとして表現しています。




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展示のご案内



お正月飾りも取れていつもの日々が戻った途端、
一気に訪れた冬の厳しい寒さが、窓に小さな氷柱を作っています。

今回は特別展示のご案内です。

備前焼伝統産業会館にて、1月12日~2月11日の日程で
備前焼陶友会会員によります特別展示販売を行っております。

今回、花房壮一は「福禄寿」「猿」 「古木に蝉」を出品致しております。

お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り頂き、
ご高覧賜りたくご案内申し上げます。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

備前焼陶友会
電話 0869-64-1001
営業時間 9:30から17:30
定休日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日がお休みとなります)


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焼成した手乗り獅子 [唐獅子]



朝晩の冷え込みが強まる中、
朝はうっすらと地面を被う霜が、お日様を受けてキラキラと
冬の景色を美しく見せてくれるようになりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

手乗り獅子 (花房壮一作・手びねり)
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霊獣といわれる獅子は文殊菩薩が乗る動物ともされ、
古くは太陽や王の力の象徴であったといいます。

立派な巻き毛を蓄え、頭を低くして
魔を睨んで威嚇するかのようなこちらの獅子、
実は手に乗る程の大きさ。
力強くも微笑ましい様子は、白地とはまた違った印象です。


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焼成した蓋付石目文様花入れ [花器]

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様健やかで幸多い年になりますよう
心よりお祈り致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

2017年の最初は、こちらの作品をご紹介します。

蓋付石目文様花入れ (花房壮一作・手びねり)
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口と裾の広がりが特徴的なこちらの花入れ。
先人が遺した「胡銅」の花入れをモデルとしたデザインを取り入れています。
「胡銅」をテーマとした作品は以前にも制作した事がありますが、
こちらの作品には蓋を設けました。

「胡銅」が神聖な祭器をルーツとしているという一説から、
願いが叶い、無事晴れの日を迎えられるようにとの思いを込めて、
蓋のつまみは如意宝珠をイメージとして象っています。

このお花は展示会の際、有志の方が活けて下さったものです。
とても華やかな雰囲気で、お花の美しさはもちろんの事、
花入れの個性的な形が生かされ、魅力を引き出して頂けた事が
とても嬉しく、印象的でした。







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焼成した魔を睨む鬼と雀 [鬼]


何かと気忙しい師走、気がつけば今年も
残すところあとわずかとなりました。

2016年最後は、こちらの作品をご紹介します。

鬼瓦 (花房壮一作・手びねり)
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屋根の上から睨みを効かせる鬼瓦。
繋ぎ目のできる屋根の端を塞いで雨水が入るのを防ぐという役割には、
その隙間から災いや悪いことが家に入って来ない様に祈る、
魔除けの意味も込められているといいます。

こちらの作品は、通常筒状の物が乗るところを雀で表現しています。
雀は難を啄み「寿徳」「福徳」「財徳」を備える吉鳥だといいます。
その雀が三羽、それぞれ別々の方向を見ています。

時折、鬼門と呼ばれる方角に据えられる鬼瓦には、三方を睨むものがあるとか。
鬼が睨み、その上から雀がさらに三方を睨む。
鬼の厳めしい表情を雀の可愛らしい姿で和らげながら、
悪いことが入って来ない様、万全の体制で魔を睨み、
幸せを祈る意味合いを作品のイメージとしています。

無事焼成する事を祈って窯を焚く中で一瞬見えた、
1200度を超える炎に包まれ赤々と焼ける鬼の顔は、
とても印象深いものでした。
窯から出て、より力強い雰囲気が加わった気がします。




本年も当ブログをご覧下さった皆様、
本当にありがとうございました。
来年も日々勉強を重ね作陶に励み、またこちらで
皆様にご紹介出来ますよう、精進して参ります。
2017年も、どうぞご期待下さいませ。

寒い日が続きますが、
皆様お風邪など召されません様お体大切に、
良いお正月をお迎え下さいませ。













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焼成した石目に蝶の花入れ [花器]



もうすっかり冬らしい落ち着いた色合いに変化した野山に、
今日はとても暖かな陽射しが降り注いでいます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

花入れ 「石目に蝶」 (花房壮一作・手びねり)
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楕円形の花入れの表面に石目を施し、
ひらりと舞う蝶をデザインしています。

アクセサリーなどの分野では知性や安定を表し、
理性を与え成長へと導く形とされる事もあるという楕円形。
そこに古くから復活と再生、美と喜びの象徴として愛されてきたという
蝶を配し、石目を口元まで施す事でその姿を浮き上がらせ、
美しく躍動感溢れる様子を表現しています。

配置する角度によって様々に変わる表情が、
白地の時とはまた違った印象です。







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焼成した蓑亀 [亀]



12月も半ばを迎え朝晩の冷え込みが厳しくなる中、
今日は冷たい雨が降っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

蓑亀 (花房壮一作・手びねり)
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蓑を羽織ったかの様に見える事からこの名がついたという蓑亀。
蓑がまるで尾の様に長くなればなるほど、長く生きた証だとして
長寿を象徴する縁起物とされ、お祭りの山車や晴れ着、慶事の調度品などに
吉祥文様としてあしらわれてきたといいます。

こちらの作品は、蓑亀が何かを見つけて首を上げて
動き出す瞬間をイメージとして表現し、
甲羅に着いた蓑を左右に分けて末広がりの「八」の字を表し、
長寿と繁栄の意味を込めました。

立派な蓑を身に着けた亀は、その目線の先に何を見つけたのでしょう。
そんな事を想像するのも楽しいものです。




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