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焼成した童 [仏像]



昨夜から降り続く雨が渇いた庭を潤して、
新芽を出しはじめた木々が生き生きとして見えます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

童 (花房壮一作・手びねり)
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笑顔が何とも愛らしい童。手を合わせ、何を祈っているのでしょう。
一説によると、古くから子供の純粋で無心な様子は仏教の信仰の対象とされ、
数多くの像が造られてきたと言います。

焼成したことで表情に奥行きが生まれ、
豊かで愛らしい印象がより一層強くなった気がします。





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焼成した兜「菊」 [兜]


少しずつ寒さも緩み、小さな花を付けた梅が
まだ色の少ない景色に彩りを添えています。

今は梅が見頃を迎える季節ではありますが、
今回はこちらの作品をご紹介します。

兜「菊」 (花房壮一作・手びねり)
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古来、中国では菊は不老長寿の妙薬とされ、
最大の陽数が重なる事から縁起が良いとされる重陽に
菊の花を浸した菊酒を飲む習慣があったといいます。

この故事は平安時代に日本に伝わったとされ、
重陽の節句には菊酒や菊尽くしの料理を頂いて邪気を払い、
無病息災を祈る宮中行事となったのだとか。

こちらの作品は、兜にその菊をあしらいました。
また、前立て前面部分に入れた模様は水をイメージし、
古くから着物の柄に用いられてきた流水と菊の組み合わせを表現しています。

身を護る物であり、魔よけの象徴とされる兜に、
高貴で長寿や無病息災の意味を持つ菊、さらに
湧き出る事から活力が湧く、悪いことを流すという意味を持つ水を
掛け合わせたデザインとしています。





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焼成した親子亀 [亀]


春を知らせる、芽吹いたばかりの可愛い新芽が折れそうな程、
今日はとても強い風が吹き荒れています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

親子亀 (花房壮一作・手びねり)
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古くから長寿吉兆を表すものとして愛されてきた亀。
特徴的な甲羅はその身を守る甲冑のような勇ましさがありながら、
亀甲文様として着物や帯などに美しくあしらわれ、
人々の幸せを願う気持ちを表してきました。

こちらの作品は、動きだそうとする親亀の背に小亀が登ろうとしています。
親子の微笑ましい様子を表現しながら、
長寿吉兆が代々続く事を願う気持ちを込めました。
また巨大な姿で天地を支える姿が描かれることもある亀の
堂々とした力強さが、焼成したことでより感じられる様になった気がします。



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焼成した「福印」半纏の招き猫 [招き猫]


朝晩の厳しい冷え込みを忘れる程の
ポカポカ陽気の明るい庭を、
今日は鳥達が忙しそうに行き交っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

福招き (花房壮一作・手びねり)
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半纏を羽織って右手を上げた招き猫。
半纏の背中には「福」の文字、その脇には太陽の力を宿すとされる
唐獅子の体にある聖獣のシンボル、「毛卍文」が入っています。

また、前掛けに施された今まさにお酒を注ごうと傾けられた徳利と
ぐい呑みは、お酒を酌み交わす人の和を連想させます。

右手を上げている招き猫は金運、幸運を招くと言われますが、
よく見ると、こちらの猫はその右手に何かを持っています。

高く上げた手に、どんな願いも叶える宝とされる如意宝珠を持たせ、
強い自らの意思で宝を引き寄せた瞬間を表現しているようです。

焼成した事で、何だか愛嬌が増した様な気がします。



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焼成した巻貝に蟹 [香炉]



今日は冷たい風が強く吹き付けていますが、
一歩一歩春に近づいていることを、
庭の木々や植物が知らせてくれています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伏せ香炉 「巻貝に蟹」 (花房壮一作・手びねり)
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一部では願いを叶える、運を巻き取る縁起物とされるという巻貝。
その巻貝の上に小さな蟹が乗っています。

貝も蟹もとても身近な生物ですが、
潮干狩りなどのイメージからでしょうか、
どちらも明るい陽射しが降り注ぎ、緩やかに時間が過ぎていく
平和で穏やかな浅瀬を連想させます。

お香を楽しむ機会が、穏やかで心豊かに過ごせる時間である様に
との思いを作品のイメージとしています。



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焼け成した三日月型花入 [花器]


今朝はふわりふわりと雪が舞い降り、
日中はそれが夢だったかのようなポカポカ陽気。
目まぐるしく変化する気候に驚かされます。


今回はこちらの作品をご紹介します。

三日月型花入 (花房壮一作・手びねり)
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三日月をイメージした形に石目を施したこちらの花入れ。
鎌や弓、剣などに見立てられる事もあるという三日月は、
これから成長して満ちていく事を示す形として、
縁起が良いとされているとか。

焼成したことで、角度によって変化する形の印象が
一層表情豊かに感じます。

まだまだ寒い日は続きますが、花咲き誇る春をイメージしながら
どんなお花を活けようかと思いを巡らせるのも楽しいものです。




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焼成したおかめとひょっとこ [おかめひょっとこ]


暦の上では春とはいえ、寒さが戻った今日は
時折ちらほらと雪花が舞っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

おかめひょっとこ (花房壮一作・手びねり)
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ひょっとこのお面がさらにおかめのお面を被ったこちらの作品。
おかめは家庭円満、ひょっとこは家計を守る神様ともされ、
対になると夫婦円満、子宝祈願に結び付くともいわれています。
また、おかめはお多福とも呼ばれ酉の市の熊手の飾りなどにも使われるほか、
ひょっとこは岩手県に残る民話の、ヘソからお金を生む奇妙な顔の子供の話を
起源としているとの説もあり、幸運、財運との縁も連想させるなど、
様々な分野で人々の笑顔を誘いながら愛されてきたモチーフのようです。

ひょっとこの表情もさることながら、おかめはぺろっと舌を出し、
良く見ると歯が欠けているなど、小さいながらも存在感は抜群。
人間くさい、日々の生活の中にこそ笑いも幸せもあるというイメージを
表現しています。




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焼成した蟹と柿 [花器]


寒暖の差が激しい日々ですが、
日中の暖かな陽射しに春を感じたのか、庭のツルバラが
芽を吹きはじめました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

花入れ 「蟹と柿」 (花房壮一作・手びねり)
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手桶の様な形に石目を施し、
表に蟹、裏に柿の模様を配しました。

蟹と柿というと、ふと頭に浮かぶのは日本の民話の一つ、
さるかに合戦。
猿に意地悪をされて、おにぎりを柿の種と交換させられてしまう
蟹ですが、その種を大切に育て、柿は沢山の実を付けるまでに
成長します。

いきさつはどうであれ、一生懸命に努力して実りの季節を
迎えるというイメージを、作品のモチーフとしているようです。

庭のマンリョウがとても綺麗だったので、活けてみました。
何気ない野山の植物とも相性が良いのも、
素朴な備前焼の魅力の一つだと感じます。





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焼成した古木に蝉 [香炉]


厳しい寒さが続く中、庭の桜には
固く小さいながらも蕾が見られる様になりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伏せ香炉「古木に蝉」 (花房壮一作・手びねり)
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命の儚さを思わせる蝉ですが、中国では再生と復活を象徴する
縁起物とされてきたといいます。
幼虫の期間は土の中で過ごし、時が来ればその殻を破って姿を変え、
美しい羽で飛び立つ、その華々しさが生命の力強さを
連想させるのかもしれません。

こちらの伏せ香炉は、蝉が今まさに古木の穴から出てきた様子。
殻を破って準備万端、新たな姿で空を目指す「門出」を
イメージとして表現しています。




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展示のご案内



お正月飾りも取れていつもの日々が戻った途端、
一気に訪れた冬の厳しい寒さが、窓に小さな氷柱を作っています。

今回は特別展示のご案内です。

備前焼伝統産業会館にて、1月12日~2月11日の日程で
備前焼陶友会会員によります特別展示販売を行っております。

今回、花房壮一は「福禄寿」「猿」 「古木に蝉」を出品致しております。

お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り頂き、
ご高覧賜りたくご案内申し上げます。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

備前焼陶友会
電話 0869-64-1001
営業時間 9:30から17:30
定休日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日がお休みとなります)


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