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伊勢海老に巻貝 [花器]



新緑の木々を大きく揺さぶって、
今日はとても強い風が吹いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伊勢海老に巻貝 花入れ (花房壮一作・手びねり)
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石目を施した楕円を描く花入れに、
表に伊勢海老、裏に巻貝を施しています。

邪気を払う赤、堅牢な鎧を思わせる殻、
長寿を連想させる曲がった尾など、末永く続く幸せを連想させることから
お祝いの席にも用いられる伊勢海老。
そして、願い事が叶う、運を巻き取るとの言われがあるという巻貝。
大きな海を故郷に持つ縁起物を両面に配しています。

幸多い事を願うという意味合いを持たせながら、
活けるお花を引き立てられるよう、控えめなデザインとしています。





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遠い日に思いを馳せて [花器]


春の嵐が散らした花の後、やや寂しくなった枝に
ついこの間まで姿が見えなかった緑の葉が
みるみる生い茂るスピード感に圧倒されます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

瓦型花入れ (花房壮一作・手びねり)
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嵐を乗りきった小さな椿を
瓦を象った花入れに挿してみました。

この瓦の文様は、日本で一番最初に瓦製造された際の
瓦文様だとか。飛鳥の法隆寺で使用されたといいます。

長い年月を越えてきた様子を所々に施した石目で表現しながら、
作品のアクセントにしました。

古くから愛されてきた花を活けながら、
想像でしか辿り着けない程の遥か彼方、
でも確かに存在した時代に思いを馳せてみるのもまた、
楽しいものです。





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古木に椿と木瓜 [花器]


今日はあいにくのお天気ですが、
薄墨色の空の下、霧雨に濡れた満開の桜もまた
風情があって良いものです。

今回はこちらの作品をご紹介します。

古木花入れ (花房壮一作・手びねり)
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庭の陰にひっそりと、椿と木瓜が咲いていたので、
焼成した古木の花入れに活けてみました。

長い年月をかけて自然が作り上げて来たものには
人の想像を超える神秘的で魅力的なものが数多くありますが、

古木もその一つではないかと思います。

遥かな時間を生き抜いてきた逞しさ、
過ぎていく数多くの時代を見守り続けてきたという
壮大で神秘的なその魅力をモチーフとしながら、

そこに花を活けることで、生涯を終えた木が糧となり
次世代を担うものが花を咲かせるという、
脈々と続いていく命の力強さも作品のテーマとしています。








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宝珠を捉えた昇り龍と降り龍 [龍]


桜の花も咲きはじめ、ようやく訪れた春の美しさに目を奪われます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

宝珠に龍一対(花房壮一作・手びねり)
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湧き出るかのような波に乗る如意宝珠。
それを取り巻き躍動する昇り龍と降り龍。

昇り龍と降り龍については諸説ありますが、
こちらの作品の昇り龍は悟りを求めて修行を重ね天界へ昇ることを、
降り龍はその得た悟りを説くため天界より降臨することをイメージとしています。

人事を尽くした末、絶好調の波に乗った如意宝珠を捉え、天が味方した瞬間を
表現しています。



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