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三猿「見ざる」 [猿]

蒸し暑い残暑の中、
すいすいと飛ぶトンボの姿が見られるようになりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「見ざる」 (花房壮一作・手ひねり)
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「悪いことを見たり聞いたり、口に出すことを慎む」教えの象徴とされる三猿。
こちらはその中のひとつ、両手で目をしっかりと覆った「見ざる」です。
決して悪を見ないという決意と、何も見えなくなる不安、
そして、それでもやっぱり見てみたいという好奇心。
よく見ると顔と手の間に少し隙間があるのは、
そんな心の葛藤を表現しているのかもしれません。

猿といえば鬼に対抗する動物として描かれる一面もあり、
「魔が去る」「困難が去る」縁起物ともされます。
そんな頼もしさと同時に、なんとも愛らしいユーモラスな表情も合わせ持つ
猿の魅力を作品のテーマとしているようです。
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三猿「聞かざる」 [猿]

朝晩は涼しく、とても過ごしやすくなってきました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「聞かざる」 (花房壮一作・手ひねり)
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前回の三猿「見ざる」に続いて、
こちらは両耳をしっかりと塞いだ「聞かざる」です。
「悪いことを見たり聞いたり、口にすることを慎む」という教えは、
子供の純真無垢な心を育てる親の願いとする説や、
他人の欠点や過ちを見たり聞いたりしても、
あえてそれを口に出して責めるものではないと諭している、
とする説など、様々あるようですね。

こちらの「聞かざる」は耳を塞いでいるものの、
目は気になる何かをじっと見つめている様子…。
聞こえないふりをしながら、黙って見守る、
そんな姿を表現しているのかもしれません。
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三猿「言わざる」 [猿]

昨晩は中秋の名月。
夜空にくっきりと山の稜線が照らし出された様子は
何とも神秘的で、秋の訪れを感じます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「言わざる」 (花房壮一作・手ひねり)
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前回の三猿「聞かざる」に続いて、
こちらは口を両手で堅く塞いだ「言わざる」です。
「見ざる」「聞かざる」の2作品に比べ
表情が厳しく、絶対に口に出さないという決意が強い印象です。

「言霊」という言葉がありますが、
日本では古くから声に出した言葉には力があり、
良い言葉を発すれば良い事が起こり、
不吉な言葉を発すれば悪い事が起こるとされてきたとか。
言ってはいけないことは、決して口にしない、
そんなイメージを表現しているようです。
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焼成した三猿「見ざる」 [猿]

澄み切った秋空の下、紅葉がますます彩りを増してきました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「見ざる」 (花房壮一作・手ひねり)
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「悪いことを見たり聞いたり、口に出す事を慎む」教えの象徴とされる三猿。
こちらはその中の一つ、両手で目をしっかりと覆った「見ざる」です。

決して悪を見ないという決意と、何も見えなくなる不安、
それでもやっぱり見てみたいという好奇心…、
そんな心の葛藤をテーマとしています。

少し開いた手と顔の隙間から、実は見えているのでは…
なんて思わず想像してしまう、愛らしい印象に仕上がりました。



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焼成した三猿「聞かざる」 [猿]

少しずつ寒さが増して、道にも落ち葉が目立つようになりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「聞かざる」 (花房壮一作・手ひねり)
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前回の三猿「見ざる」に続いて、
両耳をしっかりと塞いだ「聞かざる」です。
「悪いことを見たり聞いたり、口にすることを慎む」という教えは、
子供の純真無垢な心を育てる親の願いを表しているとされるほか、
他人の欠点や過ちを見たり聞いたりしても、あえてそれを
口に出して責めるものではないと諭す意味合いもあるとか。

こちらの「聞かざる」は耳を塞いでいるものの、
目は音のする方向を見ているような…。
聞こえないふりをしながらじっと見守る、
そんな印象が何とも微笑ましい仕上がりになりました。




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焼成した三猿「言わざる」 [猿]

見事な黄金色に色づいた銀杏の木々が、
山々の紅葉をより一層鮮やかに見せています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

三猿「言わざる」 (花房壮一作・手ひねり)
DSCF2592.JPGDSCF2593.JPG
前回の三猿「聞かざる」に続いて、
こちらは口を両手で堅く塞いだ「言わざる」です。

「言霊」という言葉がありますが、
日本では古くから声に出した言葉には力があり、
良い言葉を発すれば良い事が起こり、
不吉な言葉を発すれば悪い事が起こるとされてきたとか。
言ってはいけないことは、決して口にしない、
そんなイメージを表現しています。

「見ざる」「聞かざる」の2作品に比べ表情が厳しく、
絶対に口に出さないという決意が強いという印象と同時に、
教えを守ろうとする健気な一面も垣間見えるような、
そんな印象に仕上がりました。





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猿と柿 [猿]

昨日の梅雨の晴れ間があまりに暑かったからでしょうか、
今日の雨が運んでくれる涼しい風に少しホッとします。

今回はこちらの作品をご紹介します。

猿 (花房壮一作・手びねり)
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右手に持った柿を頬張りながら、
左手にはもちろん、よく見ると右足にも柿を抱える猿。
柿をくわえている方の上唇が持ち上がるほど
夢中でかじり付いているのに、目は前を向いて
周囲の様子をきちんと見ている様子。

柿は「福をかき集める」として
お庭に植えていらっしゃるところもあるようですね。

また、柿という字が二つ並ぶと、中国語で「物事がうまくいく」
という言葉と同じ発音になることから縁起が良いとされ、
様々なデザインに用いられてきたといいます。

その柿をいくつも手に入れてかじり付く猿は
「魔が去る」「困難が去る」縁起物とされるとともに、
鬼に対抗する動物として描かれる一面もあります。
勢いと頼もしさに加え、何とも愛らしい
ユーモラスな表情もあわせ持つ猿の魅力を作品のテーマとしているようです。




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気になる3匹 [猿]


梅雨空の隙間から時折差し込む日差しが
本格的な夏の到来を感じさせます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

猿 (花房壮一作・手びねり)
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蓮の葉を傘にして雨をやり過ごしながら、柿を頬張る猿。
よく見ると、その蓮の葉の上には小さな蛙、
そして左胸にトンボがとまっています。
足元には柿と大きな蛙が1匹。

「魔がさる」「困難がさる」縁起物とされる猿に、
子孫繁栄の象徴とされる蛙、2つ並ぶと中国語で「物事がうまくいく」という
意味の言葉と同じ発音になるという柿、
そして前へ前へと飛ぶことで「勝ち虫」と呼ばれるトンボなどを配し、
縁起の良さを意識したデザインとしながら、それぞれが目線で繋がっています。

柿を頬張る猿は蓮の葉の上の子蛙が気になり、
子蛙は猿の足元にいる親蛙が気になり、
親蛙は猿の左胸にいるトンボが気になっているというストーリーも
作品の面白さとして表現しているようです。



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瓢箪鯰 [猿]


厳しい暑さが続く中、花火や浴衣など
夏の風物詩が風景に彩りを添えています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

瓢箪鯰 (花房壮一作・手ひねり)
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本来、瓢箪で鯰を捕らえるにはどうするか、という
禅問答がモチーフになっているという瓢鮎図。

それをユーモアたっぷりに、猿が大きな瓢箪で鯰を押さえ込む姿で
表現した絵が、大津絵をはじめ数多く描かれたといいます。

こちらの作品は、その中のひとつをモチーフとしたようなのですが、
歯を食いしばり、鯰を逃すまいと全体重をかけて瓢箪で押さえ込んでいる
猿の様子は、ユーモラスというより真剣そのもの。

その昔、鯰は地震の象徴として描かれた事もあり、また、
猿は鬼を退治する動物として表現される事もあることから、
太陽の力を宿し邪気を祓うとされる「毛卍文」の模様が入った着物を着た猿が、
除災招福や魔除けのお守りとされることもあるという瓢箪で
災いの元を押さえ込んで懲らしめているというイメージを
作品の意図としているようです。


蝉しぐれが降り注ぐ中、工房ではいよいよ窯焚きに向けての準備が始まりました。
ここからは、小さなひび割れや傷が出来ないように、細心の注意を払いながら
少しずつ乾燥していく作品と向き合う日々が続きます。

無事焼成して、またここで皆様にご紹介出来る日を楽しみに、
日々精進して参ります。
ぜひ、ご期待下さい。


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焼成した瓢箪鯰 [猿]

山々の紅葉が一層彩り鮮やかになって参りました。
大変ご無沙汰致しましたが、
ようやく皆様にご紹介出来る準備が整って参りました。
更新出来ていない間も、当ブログをご覧下さっていた皆様、
本当にありがとうございます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

瓢箪鯰 (花房壮一作・手びねり)
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本来、瓢箪で鯰を捕るにはどうするかという
禅問答がモチーフになっているという瓢鮎図。

それをユーモアたっぷりに、猿が大きな瓢箪で鯰を押さえ込む姿で
表現した絵が、大津絵をはじめ、数多く描かれたといいます。

こちらの作品は、その中のひとつをモチーフとしたようなのですが、
歯を食いしばり、鯰を逃すまいと全体重をかけて瓢箪で押さえ込んでいる
猿の様子はユーモラスというより真剣そのもの。

その昔、鯰は地震の象徴とされたこともあり、また、
猿は鬼を退治する動物として描かれることもあることから
太陽の力を宿し邪気を祓うとされる「毛卍文」の模様が入った
着物を着た猿が、除災招福や魔除けのお守りとされることもあるという瓢箪で
災いの元を押さえ込んで懲らしめているというイメージを表現したようです。






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焼成した「猿」 [猿]

少しずつ冬の足音が近づいてくる中、
今日は降り注ぐ暖かな日差しにほっとします。

今回はこちらの作品をご紹介します。

猿 (花房壮一作・手びねり)
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右手に持った柿を頬張りながら、
よく見ると左手にも、右足にも柿を抱える猿。
柿を咥えている方の上唇がめくれるほど夢中でかじりついているのに、
目は前を向いて周囲の様子をちゃんと見ている様子です。

一説によると、柿という字が二つ並ぶと、中国語で
「物事がうまくいく」という意味の言葉と同じ発音になるとか。
縁起の良さから、掛け軸や様々なグッズのデザインなどに用いられるといいます。

その柿をいくつも手に入れて頬張る猿は、
「魔が去る」「困難が去る」縁起物ともされるほか
鬼に対抗する動物として描かれる頼もしい一面もありながら
何とも愛らしいユーモラスな表情も併せ持つという、
猿の魅力を作品のモチーフとしているようです。





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焼成した「気になる3匹」 [猿]


謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様にとって健やかで幸多い一年でありますようにお祈りしております。
本年も備前焼・備前細工物 花房壮一をどうぞ宜しくお願い致します。
2016年の初めは、こちらの作品をご紹介します。

猿 (花房壮一作・手びねり)
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蓮の葉を傘にして雨をやり過ごしながら柿を頬張る猿。
よく見ると、その蓮の上には小さな蛙、そして
左胸には蜻蛉がとまっています。
足元には柿と大きな蛙が一匹。

「魔が去る」「困難が去る」縁起物ともされる猿に、
子孫繁栄の象徴とされる蛙、二つ並ぶことで中国語で
「物事がうまくいく」という意味の言葉と同じ発音になる柿、
そして前へ前へと飛ぶことで「勝ち虫」と呼ばれる蜻蛉などを配し、
宝尽くしのデザインとしながら、それぞれが目線で繋がっています。

柿を食べている猿は、傘にした蓮の上に乗った子蛙が気になり、
子蛙は猿の足元にいる親蛙が気になり、親蛙は猿の左胸にとまった
蜻蛉が気になっているという、それぞれの目線が繋がるストーリーも
作品の面白さとして表現しているようです。



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山の賢者の胸像 [猿]



ようやく訪れた冬らしい寒さの中、
鏡開きも終わり気がつけば1月も中旬に差し掛かって参りました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

猿 胸像 (花房壮一作・手びねり)
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ジャケットを羽織り、ボタンダウンのシャツに水玉模様のネクタイ。
微笑んだ口元からは気の利いたジョークが飛び出してきそうな印象です。

「山の賢者」とも呼ばれ、思慮深く知的な雰囲気と
ユーモア溢れる愛くるしい表情を併せ持つ猿の魅力を、
これまでとはまた違った角度から表現したようです。






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瓢箪鯰、再び [猿]


まるで梅雨が明けたかの様な強い日差しに、
山々の緑が一層眩しく鮮やかに見えます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

瓢箪鯰 (花房壮一作・手びねり)
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前作同様、巨大な鯰に瓢箪を抱えて挑む猿。
その昔、鯰は災害の象徴とされたこともあり、また、
猿は鬼を退治する動物として描かれることから、
太陽の力を宿し邪気を払うとされる「毛卍文」の模様が入った着物を着た猿が、
除災招福や魔除けのお守りとされることもある瓢箪で
災いの元を押さえ付けて懲らしめているという意味合いを持たせています。

こちらの作品では、暴れ回る鯰にしっかり跨がった猿が、
瓢箪で押さえ込みながら鯰を覗き込んでいる様にも見えます。
必ず封じ込めるため、勝機を窺い、その一瞬に狙いを定めた瞬間を
イメージとして表現しています。


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