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製作中の跳ね獅子と龍 [唐獅子]



すっかりご無沙汰している間に季節は移り、
稲刈りの終わった田を雀達が楽しそうに行き交っています。

ようやく製作が一段落した作品が一つ出て来ましたので、
ご紹介させて頂きます。

飛龍乗雲獅子(花房壮一作・手びねり)
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跳ね上がる獅子の後ろ足に絡む龍。

「飛龍乗雲」は英雄が時に乗じて勢いを得る事をいうとか。
太陽や王の力の象徴とされた獅子が、龍共々雲に乗らんと
勢いよく躍り上がる姿を表現したようです。

ここから無事焼成するまで、まだまだ道のりの長い細工物ですが、
またここで皆様に御覧頂けるのを楽しみに、製作に精進して参ります。

またしばらく更新がお休みになりますが、
楽しみにお待ち頂けましたら幸いです。






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焼成した『貝に蛸』 [香炉]


日中はまだまだ暑いものの、
朝晩の涼しさと秋を思わせる虫達の声に
新しい季節の到来を実感します。

今回はこちらの作品をご紹介します。

伏せ香炉 「貝に蛸」 (花房壮一作・手びねり)
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貝を捉えて離すまいと足を伸ばす蛸。
こちらの貝は扇型が美しく、江戸時代の俗説から
順風満帆をイメージさせる「帆立」の名が付いたとされる帆立貝に、
「多幸」とも言われ、足の数が末広がりを意味する八で縁起が良いとされる蛸を
組み合わせています。

そんな風に言われているとは全く思っていないであろう蛸の
呑気にも見えるユーモラスな姿に、ふと笑みがこぼれます。


秋の訪れを感じつつ、
工房では次回作品に向けて着々と準備が進んでおります。
次回更新まで間が空いてしまいますが、
またここで皆様に御覧頂けます日を楽しみに、
精一杯精進して参ります。

今後とも、備前焼花房をどうぞ宜しくお願い致します。









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焼成した蓮葉伏せ香炉 [香炉]



時折爽やかな風にのってトンボが
行き交う姿が見られるものの、
今年のお盆は格別な暑さとなりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。


蓮葉伏せ香炉(花房壮一作・手びねり)
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丸まった蓮の葉の裾には蛙、
その目線の先には一匹のかたつむりがいます。

蛙は柳の葉に飛びつこうと何度も飛び上がる姿から
努力の象徴とされますが、
一方のかたつむりも、ゆっくりと、でも着実に
前にだけ進む事から縁起が良いとされ、
幸運、慶びの象徴ともされてきたとか。

努力で幸運を運ぶ二匹が、
蓮の葉が作り出した小さな山を越えて出逢う微笑ましい瞬間を
表現しています。



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焼成した昇り龍と降り龍 [龍]


白く眩しい陽射しの下で、庭の真っ赤な「カンナ」が
燃えるように咲いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

宝珠に龍一対(花房壮一作・手びねり)
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湧き出るかのような波に乗る如意宝珠。
それを取り巻き躍動する昇り龍と降り龍。

昇り龍と降り龍については諸説ありますが、
こちらの作品の昇り龍は悟りを求めて修行を重ね天界へ昇ることを、
降り龍はその得た悟りを説くため天界より降臨することをイメージとしています。

人事を尽くした末、絶好調の波に乗った如意宝珠を捉え、天が味方した瞬間を
表現しています。



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焼成した『古木に亀』 [香炉]



眩しい夏の空に映える立派な栗の木に、早くも
美しい緑色の大きな実が付いている事に驚き、
激しい気候の変化に負けず正しく確かに息づく
自然の力強さに感心します。

今回はこちらの作品をご紹介します。

香炉 「古木に亀」 (花房壮一作・手びねり)
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古木の、遥かな時間を生き抜いてきた逞しさ、
過ぎていく数多くの時代を見守り続けてきたという
壮大で神秘的な魅力をモチーフとしながら、

長寿の象徴ともされる亀の、
中でも小亀を何匹か合わせることで

生涯を終えた木が新しい命の拠り所となって
それぞれが役割を担って次の時代へと繋がっていくという、
脈々と続く命の力強さを作品のテーマとしています。








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焼成した坂田怪童丸 [鯉]


連日の猛暑に雑草さえも色を無くして下を向いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

坂田怪童丸 (花房壮一作・手びねり)
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この作品は、歌川国芳が描いた浮世絵
「坂田怪童丸」をモチーフとしています。

江戸の昔から、男の子の健康と立身出世を
願う縁起物として愛されてきた金太郎伝説の
この一場面。

こちらの怪童丸、よく見ると笑っていて、
滝を昇って龍になるとの伝説を持つ鯉と
波飛沫を上げて取っ組み合う姿は何とも楽しそう。

巨大鯉を力で捩じ伏せる、というよりも
はつらつと、無邪気に笑って全力で遊ぶ子供の
可愛らしさや底知れぬパワー、可能性を
作品のテーマとしています。











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焼成した諌鼓鶏 [鶏]



唐突にやって来た真夏に慌てたかのように
一斉に騒ぎはじめた蝉たちの声が何とも賑やかです。

今回はこちらの作品をご紹介します。

諌鼓鶏 (花房壮一作・手びねり)
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こちらの作品は、中国の故事をモチーフとしています。

その昔、中国の聖天子が自らの政道に誤りがある時は
これを諌めようとする民が打ち鳴らして知らせることが
出来るようにと、朝廷の門前に太鼓「諌鼓」を置いたとか。
しかし、善政であったため打ち鳴らす者がおらず、
いつしか諌鼓には苔が生え、鶏が住み着いたことから、
天下泰平、平和の象徴とされてきたといいます。

古くから印籠や武具のデザインにも取り入れられ、
まさに平和の象徴ともいえる祭りにおいて
諌鼓鶏を象った山車を用いる地域もあるとか。

以前にも同じモチーフの作品を製作したことがありますが
こちらの鶏はより一層リラックスした印象です。












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焼成した『釣瓶に三蛙』 [香炉]



大きな爪痕を残した長い長い雨が
ようやく上がりました。

今回はこちらの作品をご紹介します。

釣瓶に三蛙 香炉(花房壮一作・手びねり)
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釣瓶の縁に掴まった三匹の蛙たち。
外の世界に興味津々といった印象です。

「釣瓶に蛙」のモチーフは古くから根付のデザインなどに
多く用いられてきたといいます。

こちらの作品は、
「井の中の蛙が釣瓶というチャンスに乗って
広い世界に出てきた」というイメージを
作品のモチーフとしています。

また「3」は「満ちる」に通じ、和をもたらす縁起のよい
数字とされる事から、

満を持して、今まさに好機到来という意味合いを
持たせています。












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焼成した印半纏の狸 [狸]

台風の影響もあってか、時折、強い風が雨粒を
窓ガラスに音を立ててぶつけています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

狸 (花房壮一作・手びねり)
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下駄履きに、大きな印半纏を羽織った狸。

古来より愛嬌ある姿で描かれ、縁起物としても愛されてきた狸。
様々な地域に伝説が残り、木の葉をお金にして買物をするなど
人を化かして悪戯をする半面、困った人にお金を貸したり、
酔って山中に迷い込んだ人を案内するなど、
人々の生活の近くに存在し、命を落とした後も
祠が建てられ信仰を集めている例もあるといいます。

こちらの狸は、これからひと仕事しようとしているのでしょうか。
何か考えを持っている様な顔をして、
良く見ると手足は人の形をしています。

羽織った印半纏の背中には、大きな丸八。
末広がりで縁起の良い「八」でもありますが、
丸八は尾張徳川様の合い印。
狸ながらプライドを持ち、人の世界で命懸けで働く気迫が
本物であることをイメージとして表現しています。

やや上を見つめる目線の先には何があるのでしょう。
想像してみるのもまた、楽しいものです。










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焼成した松竹梅花入れ [花器]



梅雨の晴れ間、空を映す田の上を
燕が気持ち良さそうに飛んで行きます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

松竹梅花入れ(花房壮一作・手びねり)
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年中生き生きとした美しい緑の葉を付ける松、
力強く根を張り、次々芽を出す事から
「子孫繁栄」の象徴ともされる竹、
そして寒中も鮮やかな花が色褪せない事から
縁起が良いとされる梅。

以前にもこうした意味合いの花入れを
製作したことがありますが、
今回は「松竹梅」全てを盛り込みました。

その日の気分で角度を変えて、新たな見え方を発見する
のもまた楽しいものです。









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