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焼成した松竹梅花入れ [花器]



梅雨の晴れ間、空を映す田の上を
燕が気持ち良さそうに飛んで行きます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

松竹梅花入れ(花房壮一作・手びねり)
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年中生き生きとした美しい緑の葉を付ける松、
力強く根を張り、次々芽を出す事から
「子孫繁栄」の象徴ともされる竹、
そして寒中も鮮やかな花が色褪せない事から
縁起が良いとされる梅。

以前にもこうした意味合いの花入れを
製作したことがありますが、
今回は「松竹梅」全てを盛り込みました。

その日の気分で角度を変えて、新たな見え方を発見する
のもまた楽しいものです。









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焼成した鯉に金太郎 [鯉]


小さな稲の苗が綺麗に並んだ田に、
今日は雨が無数の水の輪を描いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

鯉金 (花房壮一作・手びねり)
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巨大な鯉にしっかりと跨がり、じっと前を睨む金太郎。

「鯉に金太郎」には諸説あるようですが、
幼少より正義感も力も人並み外れて強く、
後に坂田公時と名前を改め、源頼光の四天王となり立身出世を
果たした金太郎と、滝に挑んで昇りきると龍になるとされた鯉を
掛け合わせた縁起物として、江戸時代より愛されてきたモチーフだといいます。

こちらの作品は、男の子の健やかで逞しい成長を祈る
意味合いと共に、勢いに乗る鯉と、それを捕まえ
掴んで離さない気迫の金太郎が真っ直ぐ未来を見つめる様子を
イメージとして表現しました。

『サンギリ』という技法で焼成し色の変化が出たことで
白地の時とはまた違い、力強さ、逞しさといった印象が
強くなった気がします。




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黒住宗忠公、晩年の像 [人物像]


暗く湿った梅雨空の下でも、
満開の花の蜜を求めて、虫たちが賑やかに行き交っています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

黒住宗忠公像・晩年 (花房壮一作・手びねり)
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先週ご紹介した、黒住宗忠公の晩年のお姿も
この度合わせて製作させて頂きました。

矍鑠とした威厳ある佇まいの中に、
悩み苦しむ人々が心の拠り所とする
穏やかで柔和な空気感が表現出来ればと考えながら
取り組みました。

似せるというだけでなく、
生きた時代背景や歩んで来た道などを思いながら、
少しずつ手びねりで形作るプロセスは
大変貴重で多くの学びがあり、楽しい時間でもありました。
またこうした機会があれば、挑戦したいと考えています。







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黒住宗忠公像 [人物像]

暗い雲が広がり今にも降りそうな空模様から一転、
突然届く眩しい程の陽射しに驚かされます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

黒住宗忠公像 (花房壮一作・手びねり)
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この度ご縁あって製作させて頂きました。
お顔の表情、お召し物の風合いなど、
作品に向き合う中で沢山の学びがありました。
挑戦する喜びと共に新たなインスピレーションを頂いて、
貴重な体験となりました。










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焼成した『牡丹に菰』 [香炉]



5月も残りわずか、草を刈る音があちこちから聞こえ、
整えられた爽やかな風景が広がっていきます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

香炉 「牡丹に菰」 (花房壮一作・手びねり)
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「富貴でも時節の菰は着る牡丹」
という諺があるといいます。

「富貴花」との別名を持つ牡丹でも
冬は貧しく見える菰を巻いてじっと寒さに耐えて
春を待つ姿から、

困難な時期を辛抱し、枯れず腐らず精進すれば
美しく花開く時が来る、という意味合いなのだとか。

こちらの作品は、菰が破れる程の長く厳しい季節を越えて
牡丹が大輪を咲かせた瞬間をモチーフとしています。

角度をつける事で表現したかった、
まるで菰を押し退けるかの様に花開く牡丹の生命力、
勢いといったイメージを、
焼成することで生まれた焼け色のグラデーションが
後押ししてくれているような気がします。






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焼成した『鯉』 [鯉]



白く眩しい陽射しが少し落ち着いた夕方、
水を貰った庭の緑が生き生きと輝いています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

鯉 (花房壮一作・手びねり)
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目を見開き、全身で流れを捉える鯉。

生命力の強さなどから長寿、吉祥の象徴とされたり、
仙人の乗り物とされるなど特別な魚として扱われてきたといいます。

鑑賞様としても愛されてきた優雅な姿からは想像もできない、
荒い滝の流れを遡って龍になったという伝説を持ち、
逆境にも果敢に挑む底力を感じさせるとても魅力的で不思議な魚です。

愛嬌も感じさせる表情とゆったりとした雰囲気の中に秘められた
強固な意思と躍動感を、作品のテーマとしました。

こちらの作品は、焼成する際に色の変化が出る
「サンギリ」という技法を用いています。

水が写す空や太陽の光、それを受けて輝く水底の色、
時には川を覆う緑や木々の影など、美しく大きな川の様々な色彩を
水中の鯉もまた纏い泳ぐ、逞しくも優雅なイメージを表現したかったようです。




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焼成した檜垣に竹 [花器]



真夏を思わせる陽射しを受けて、
木々が一層色濃くはっきりと、美しい影を落としています。

今回はこちらの作品をご紹介します。

花入れ 「檜垣に竹」 (花房壮一作・手びねり)
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檜の薄皮を網代のように斜めに組んだ
垣根をモチーフとした檜垣模様。

その檜垣模様に竹を合わせ、
直線的な模様の檜垣と曲線を描く竹の
一見相反するものが重なることで生まれる新たな魅力や美しさを
作品のテーマとしています。

こちらの作品は、籠の形にすることで
人の手が造りだした、日々使う道具という
「生活」を思わせる物に花を活けて楽しむ面白さ
を表現しました。

写真は少し前に、遅咲きの椿を活けたものです。
活けるお花や角度で、印象を変える花入れの、
新たな魅力を探るのもまた、楽しいものです。








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焼成した『大成の道』 [人物像]



暖かい雨が静かに降り注ぐ中、
青々しく生い茂る雑草の勢いに圧倒されます。

今回はこちらの作品をご紹介します。

大成の道 (花房壮一作・手びねり)
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こちらの作品は、
背中の重い薪の事も忘れて書物に夢中の二宮尊徳が
本の中の一説に深く思いを馳せて道端の切株にふと腰を
かけたイメージを表現しています。

災害によって貧しい暮らしを強いられた尊徳。
その逆境にも負けず努力を重ね、自分の家だけでなく
母の実家や家老家の財政までも立て直し、
その際報酬を贈られるも、自らは一銭も受け取らなかったといいます。

人望を集め幕府の役人という大役を担う道へと繋がる
重い薪を背負って必死で歩いた道。
険しくも、やりがいと数多くの人々を救う
喜びに溢れていたであろうその道のりの原点を作品のモチーフとしています。

無事焼成して窯から出せた時、ホッとしたと同時に
白地の時とはまた違う、力強い印象を受けたのは
この作品が1200度の炎を体験した事に
改めて思いが至ったからかもしれません。










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焼成した跳ね獅子 [唐獅子]


すっかりご無沙汰しております内に季節は移り変わり、
野山には色とりどり、可愛らしい花が咲き乱れています。
更新出来ない間も当ブログをご覧下さった皆様、
本当にありがとうございます。

ようやくご紹介出来る準備が整って参りましたので、
今回はこちらの作品をご紹介致します。

跳ね獅子(花房壮一作・手びねり)
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体を捻り、後ろ足を高く跳ね上げた獅子。
文殊菩薩が乗る霊獣とされ、
古くは太陽や王の力の象徴だったといいます。

勢いよく躍り上がる姿と、次の躍動に向けて前を睨み
前足に力を込めたデザインは、さらに高く跳ね上がり
飛躍する未来を表現しています。

1000度を超える高温で、炎が白く燃え盛る窯の中、
しっかりと後ろ足を跳ね上げ、オレンジ色に光るその姿は
何とも躍動的でした。

とにもかくにも無事焼成し、窯から出て来た時には
心底ホッと致しました。

少しずつではありますが、他の作品も追ってご紹介して参ります。
今後とも、備前焼花房をどうぞ宜しくお願い致します。











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明けましておめでとうございます [唐獅子]


暖かく、明るく晴れ渡った新年の幕開けとなりました。
皆様にとって素敵な1年になりますように。
本年も、備前焼花房をどうぞ宜しくお願い致します。

2018年の最初はこちらの作品をご紹介します。

跳ね獅子(花房壮一作・手びねり)
photo_editor_1514773676822.jpgphoto_editor_1514773581810.jpg
体を捻り、後ろ足を高く跳ね上げた獅子。
文殊菩薩が乗る霊獣とされ、
古くは太陽や王の力の象徴だったといいます。

勢いよく躍り上がる姿と、次の躍動に向けて前を睨み
前足に力を込めたデザインは、さらに高く跳ね上がり
飛躍する未来を表現しています。

冬の寒さの中、凍る事なく無事乾燥し、
いよいよ窯焚きを待つばかりとなりました。
工房では少しずつその準備が進められています。

今しばらく更新をお休み致しますが、
無事焼成し、またここで皆様にご紹介出来る様
精一杯精進して参ります。
どうぞご期待下さい。




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